治癒力はどこからくる? 2
わたしがこのやりかたで成功をおさめているというのに、そんなはずはないと考える医師があまりにも多いので、アリゾナ大学医学校の有志がわたしの中耳炎治療の実際をビデオで記録することになりました。
何台かのカメラの前で、わたしはいつもと同じ治療をしました。
治療はうまくいき、そのときの患者の主治医も最後には納得してくれました。
・・・というのは、それから半年たっても、患者が再発しなかったからでした。
それまでは、治っても2か月以内に必ず再発していたのです。
わたしは同じ方法で何百人もの子どもたちの治療にあたり、ほとんどすべてのケースで、薬剤の副作用をまったく心配せずによくなっています。
抗生物質の問題点は、それが不必要な場合にも使われているということだけにとどまりません。
わたしにいわせれば、それは間接的に、人びとから自分の健康に責任をもつという自覚を奪う役割をはたしています。
第ニ次世界大戦後、医師が大縫の抗生物質をもって戦場から帰還してきました。
・・・そして人びとに、医学はとうとう万病に効く魔法のくすりを発明したと吹きこんだのです。