言語は、汎用性大・代替性小
横須賀線の車掌さんの中に名物車掌と言われた人がいて、「お忘れ物のないように」の決まり文句のアナウンスではなく、電車が駅に着くごとに、事実データを提供するのです。
いわく「去年の国鉄での傘の忘れ物は何十何万何千何百ありまして・・・」とやるのです。
生々しさの鮮度はともかく、このアナウンスによって、私はもちろん周りの人も、身の回りと網棚を一瞬見回すことになります。
事実は神だと思います。
事実を共有したその組織集団の人びとは、その状況に自ずと参加してしまうこととなるのです。
では、より生々しく再現するためには、どうすればよいのか。
第一は、現場、現物であって、これに勝るものはありません。
松下電器産業社長の谷井氏は、社長就任の弁で現場主義の徹底を語り、「経営戦略も現場から生まれる」と言っています。