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2010年12月 アーカイブ

都市づくりを考える

浦安市は総武線の沿線では飛び抜けて海べりに出ており、陸の孤島でした。


その点からも市街化が遅れていたために、千葉県側の京葉工業地帯の埋め立ては市川市から以東でまず行われました。


江戸川から東が工業圏に変わり浦安はその動向に取り残されました。


都市基盤の整備も遅れてしまったことになります。


しかし、遅れて埋立事業が始まったことのために、先進地域が犯した都市づくりのあやまちをかなり回避することができました。


この時間の遅れの問に、自治体としての浦安市が成長し、まわりの状況を学習し、ある程度の見識をもって埋立地の土地利用について発言できるようになったのではないかと思います。


実際に住宅地開発について、本気で自治体がその指導や助成に入り込んでいる数少ない都市の一つが浦安市ではないかと思います。


民間住宅企業とのつきあいのなかで出来あがってきたノウハウは大変な蓄積になってきています。


住民のタイプの変化にいかに対応するかこの住宅地の将来動向を考えてゆく際に浦安市に特徴的な課題が一つあります。


それは、住民が入居時期によって比較的タイプのはっきりしたグループを形成しており、公共施設をいかに十分に用意していくかということです。


浦安市はもともと埋立地で辺ぴなところにあったために、一番始めにこの埋立地の住宅地に入ってきた住民は、中産階級でもやや下のグループでした。


大手の企業の人よりも、中小企業に勤めている人達もかなりいます。


しかし将来性は有望です。

都市づくりを考える 2

奥さんと子供も2人という庶民型の健全な家庭が浦安市では昭和52年頃から年間1万人くらい増え続けてきています。


浦安市に入ってきた初期の人達はだいたい安いマンションを買いました。


生活力がある人は一戸建を買っています。


そして子供ができます。


そうなると市は保育園をつくらなければなりません。


幼稚園の需要が非常に多かったそうです。


したがって生活圏ごとに一幼稚園、一小学校をペアでつくることをしばらく一生懸命に努力をしました。


このようにして定住した人達もその後10年たって、現在は大企業中堅企業の部長クラスになってきています。


これらの市民が今の浦安市の財政を豊かにさせています。


一方で、JRの京葉新線が開通し、これに引き続いて第二期埋立地の一部に住都公団がマリーナイースト21という住宅団地を分譲し始めました。


この購売競争率は大変高く話題になりました。


この団地入居者については、まだはっきりとした調査結果は出ていませんが、2つのタイプの人達がそこに住み始めているように考えられます。

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