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2010年07月 アーカイブ

世界の家庭内暴力 2

イランで1983年に可決された法律の下で、女性は離婚する権利を得ています。


また、1984年に公布された規則により、実質的に女性が離婚請求できる(離婚)原因は広がりました。


しかしながら夫は、妻と離婚するのに何ら理由を要求されません。


1986年に議会は、イスラム法の慣習や伝統的な解釈により男性に与えられている特典を制限する、婚姻と離婚に関する法律(12条からなる)を可決しました。


また同法は、婚姻中に夫婦が取得した財産に関して、離婚する女性が財産分与を受ける権利を認め、扶養手当の権利も拡充しました。


政府は、1995年に、女性が裁判官になることを認めました。


1979年の革命以来初めてのことでしたが、女性裁判官が判決を出すことは1997年5月まで許されなかったのです。


現在は、判決を下すことができますが、女性関連の事件に限られています。

世界の家庭内暴力 3

イラクでも女性に対する家庭内暴力はありますが、その実態はほとんどわかりません。


このような虐待は、しっかりと編みこまれた家族構造のなかで、慣習的に女性に向けられています。


この問題に関する公の議論はなく、政府統計もないのです。


配偶者による暴力は、離婚原因となり、刑事責任も追及できますが、訴追されることはまれであると考えられています。


「不道徳な行ない」のために女性を殺害した男性は、1990年法の下で、不起訴となることもあるのです。


特別報告者は、クルド地区で女性の人口比率が異常に高いことに注目しました。


というのも、アンファル・キャンペーンの間に何万人というクルド人男性が失踪したことが原因であると伝えられています。


また特別報告者は、同キャンペーンの犠牲者である寡婦、娘、母親が、行方不明の家族の不動産や財産を相続できないので、親族や村に経済的に依存していると報告しました。


政府が、銃殺隊や化学兵器による攻撃で多くの女性と子どもたち(幼児を含む)を殺害したことが、同キャンペーンに関する証拠から示されています。

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